今日は「さよなら北陸」の最終回「EF64-1052号機」(長岡)編です。
これが発売した2011年5月の時点で、EF64形1000番台といえば、KATO製が独占状態でした。
そんな中、実車を忠実にモデル化する「さよならシリーズ」、かなり古い1000番台を使うわけにも行かず、現行仕様でのリニューアル・・・というより「フルモデルチェンジ」を行ったのです。
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旧製品と並べた写真ですが、さすがにこれは使えませんよね。
KATO製ももちろん好きですが、TOMIXが新金型をおこした関係で、皆さんが知っているとおり、華やかなバリエーション展開になっていく初号機が、付属の「1052号機」でした。
しかもこれ、KATO製では作っていなかった「3次車」で、電気暖房装置を省略した関係で「ボディー横の電暖灯が無し」「屋根のリアクトル無し」「前面のジャンパー線数の減少」など、動力やボディーも含め、オール新制でした。
その後通常仕様では、「同年(2011年)秋」、3次形に至っては、「2020年8月に後期形<7134>」に発売となります。
・・・考えたら「後期形」は、モーターがM13と金属パンタになってからの発売ですね。
動力とダイキャストの方は、一緒に付属していた「EF81」と共通でしたので、この設計変更がメーカーにとって、かなり思い切ったリニューアルだったと思います。
EF81と違い、EF64-1000の方は、プロトタイプ(ユーザーが人柱)の割には 、全く問題の無い製品でした。
※さよならセットなので、標準で「電球色LED基板」搭載です。
それでは整備の話に戻します。
久しぶりに箱を開けてみると・・・うわ、なんだこれ?
TOMIX製ではたまに動力車の油が揮発して、ボディーに付着することが、マレにあるんですよ。
まぁ塗装を傷めた試しは無いですが、もちろん除去。
走行もそうですが、たまに空気の入れ換えが必要なようです。
車輪の方ですが全車両こんな感じで、清掃が必須になりました。
運転会後にそのまま棚にしまうと、このような状態になるので、取れなくなる前に車輪清掃はやった方が良いですね。
こちらは、屋根のランボード塗装とかは無く、普通と同じ。
「電暖リアクトル無し」・・・逆側なんで見えませんねorz
ん?何かおかしいぞ?
「名盤紛失!」
これは悲しい・・・、修復します。
他の製品から持ってきても良いのですが、左側の「川崎重工・富士電機」を使用します。
余談ですが、さすが現行カメラ文字がハッキリ見えます。
左から「空白」「川崎重工・富士電機」「東洋電機・川崎重工」「東洋電機・汽車會社(変換しないorz)」となっており、この並びはEF64及びEF65が共通だった気がします。
曲がっちゃったけど、無事復活。
Gクリアだと、引っ張りに弱いんで完全固定できないんですよねorz
客車も連結したので、やっと出場です。
【150】EF81-151【長岡】/EF64-1052【長岡】 14系寝台特急「さよなら・北陸」
メーカー:TOMIX製<92970>
導入時期:2011年5月(オークションで購入・新品)
形式:EF81形(双頭連結器付き)/EF64形1000番台(3次形)/14系寝台客車
両数:計10両
改造:ライト周り修正(EF81)
客車:前後TN・BMカプラー・中間カトーカプラー/内装追加(エヌ小屋製+オリジナル)/寝台はしご・方向幕追加(銀河パーツ製)/室内灯はTORM(TamTam製)へ乗せ替え
●導入経緯
鉄ちゃん復活当時、残っていたブルトレの製品化。その時一緒に住んでいた彼女(かみさんにはならなかった)が、高岡だったことも大きく関係しています。
これを購入するために、この月は他の購入製品は無し。6月末の某ブルトレまで、かなり手間をかけて熟成させてました。
そうそう方向幕も、良い味が出ています。(銀河パーツ製)
ちょっと短めのブルトレですが、2階建て個室が多く、かなり個性的でした。
こんなとこ通らない・・・。
当時(2011年5月)の在籍数。
急行型 6両/特急形 59両
通勤形 240両/近郊型 33両/気動車 9両
蒸気機関車 1両/ 電気機関車 45両(EF81 6両・EF64-1000 7両)/ディーゼル機関車 5両
貨車 224両/緩急車 11両/特殊貨車両/事業用車 10両
客車 178両(14系 58両)
私鉄通勤車 3両/私鉄特急 14両
外国形 8両
合計 863両(後日追加した車両分含む)
この頃は、「北陸」「あけぼの」が、上越越えしてましたね。今考えると懐かしいです。
あ、奥のEF64も3次形ですね、改造した「1050号機」(JR貨物・広島更新の原色)。
ナンバーの貼り付けに失敗したんで、長期出しっぱなしにorz
時間掛かっちゃいましたが、無事検査後の出場です。
寝台特急「北陸」、地味ながら長く残ってくれたブルトレでした。
「能登」と並ぶ姿が、今でも思い浮かびますね。
以上、「上野~金沢間を結んだ、さよなら北陸」でした。
Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所