乗車気分でしばしドライブ!

乗車気分でしばしドライブ!

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

10月某日・蒲原鉄道を訪ねる  その2

 

さてさて

陣ケ峰駅を離れたあとは

廃線跡は道路を離れたところをしばし通り

加茂農林高校の裏手を通るため

(↑どうもこの校名は映画「KANO」で有名になった

台湾の嘉農=嘉義農林を想起させて親近感が湧く。笑)

 

距離的にはそんなに離れていないのですが

少しワープしてしまいます。

場所は加茂市の温水プールの裏手。

生い茂る叢に埋もれつつありますが

駐車場として活用されている土地の奥(加茂側)に

土盛りが残っているのが確認できます。

 

おまけ。

日本一短い歩道??(笑)

元来この先、加茂市街に向かって

道路を延伸する計画だったのかどうか知りません。

それにしても、道としての体裁は整うとはいえ

交差点から数メートル先の行き止まりに向かって

それでも歩道を整備しているのは面白いですね。

 

この先は、

鉄道用地がそのまま道路に転用されているので

電車に乗った気持ちでドライブします。

 

このあたりに「東加茂駅」があったはずですが

いまいち痕跡らしきものは見つかりませんでした。

 

それにしても環境の良い新興住宅地です。

ここ数十年の土日や朝夕の渋滞を考えると

今こそ鉄道があったら便利だったろうな、

と思ってしまうのは

新潟交通の電車線と同じですね。

 

廃線跡の道路はそのまままっすぐ行くと

体育館(加茂勤労者体育センター)に差し掛かります。

このあたりが「駒岡駅」だったはずですが

道路が拡幅されている事もあり

こちらも痕跡を見つける事はできませんでした。

こちらの施設は比較的新しく

電車線の現役当時とは風景が違っているものと思います。

それを言いますと

東加茂~駒岡間付近のこのエリアは

新しい転用道路をちゃんと活用しているだけに

基本的に昔とは違う風景に変わっている、

と言った方が正しいでしょうね。

 

ああ、タイトルと文意が乖離しましたね(笑)

 

しかし、町づくりの手が入っているのはここまで。

この先はかつて線路があった路盤が

そのままと思われる姿を見せてくれます。

 

多少バラストが残っていたりするのでしょうが

見た目はもう普通の畦道です。

この時はまだ今年の稲刈りから

ひと月も建たない頃。

ちょうど軽トラックが行き来したような轍があり

農道としては現役で活用されているようです。

 

水路に枕木がかけられていました。

少なくとも1985年の廃止前には

長期にわたって枕木の入れ替えなどは

行われていなかった事でしょう。

 

そう考えると

鉄道ファンでもなければ

「あっこれは枕木だ!」

などと思わないようなものでも

なんだか貴重な歴史史料のように思ってしまいます(笑)

防腐処理された木材って、

長持ちするもんですね。

 

このまま突き進むと

歩いても戻るのが面倒になりますし

車で進入してハマる可能性も高いので

一旦ここでまたワープ。

 

次は せばくち~、せばぐち~。

 

あった、あった!

狭口駅の痕跡は、

比較的はっきりと残っていました。

たぶん先程の駒岡駅近辺から

何キロも離れていないと思うのですが

やはり畦道を突進しなくて正解でした。

このまま草に埋もれて、足元の見えない中を

バックで延々と引き返すのは酷。

 

現況は草ボーボーではありましたけど

それでもしっかりとホームが残っていると

確かにここに鉄道があった事を実感させてくれます。

これまた自分の写真でないので転載不能ですが

狭口駅の現役時代の姿も検索すると出てきます。

おそらく1両分のホーム長、

小さな待合室がとても大きく見えてしまうような

とても可愛らしい駅だったようです。

 

その待合室のブロック積は

戦後の高度成長期のニオイを感じました。

これは唱和5年の開業当時のものではなさそうですね。

模型的視点で言いますと

こうした細かい立体感を出す事とか

ホームの土盛りと周辺の構造物を

あえて違う質感で作るとか

 

この寄った写真一枚を見るだけでも

雑草の様子が場所によってこれだけ違いますので

色々なパウダーやターフを使って変化をつけるとか

 

大きなレイアウトにその密度を求めると

未来永劫完成しなくなりますので

(私の場合は、ですね。笑)

やっぱり小さなお立ち台で

そういった事をやってみたくなりますね(^^)

 

それにしても・・

狭口駅から道路をはさんで

村松方面を眺めた風景がこちらなのですが

 

ここまで加茂市中心部からは結構離れ、

もともと人口密度の高くないエリアではあるものの

それでも国道沿いには少なからず人は居て

ここ30年50年の建物ではないな、

と思われる民家や作業施設があるわけです。

 

狭口駅近辺は、

そもそも集落から離れていたものと思われます。

 

国鉄の場合は、街中を通す事より

より短く、速く都市間を結ぶという事情があったので

もともとの市街地と駅が離れるケースは多々ありますが

この路線のルート策定にあたって

どういった判断がなされたものなのか

興味がありますね。

 

このあたりから、

うしろに山が見えてきます。

加茂川を挟んで、国道と反対側を線路が通り、

そこも今は道路に転用されているようなのですが

チラッと見ると、その狭そうな道を

トラックがたまに通っているのです。

 

走りたい気持ちはやまやまでしたし

別に公道なら行っても構わないわけですが

なんだか遊びでブラブラしている身で

もし何か仕事の邪魔にでもなったら申し訳ないな、

という、半ば無用かもしれない遠慮が働き

 

そして、

運転中に写真を撮るわけにもいかないので

助手席側の川の向こうに

線路の跡らしきものが見えるなあ、

などと思いつつ次の駅へと向かったのでありました。

 

では、続きはまた明日(^^ゞ

 

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Source: 美軌模型店の待合室

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