模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「EF64-1031号機」です。
2011年1月にKATOから、まさかのEF64-1031号機、通称「死に神君」が発売される。
当時のKATOは、たまにラウンドハウスブランドで、タイプは出していたが、本ブランドで特定機が発売されるのは非常に珍しいことで、わざわざスカート部分も新規製作するという、力の入れようだった。
それまでは、たまたま発売されていたナンバーに「1032号機」が入っていたので、それにEF63用の「双頭連結器」と、「遠心なんとか(名前忘れた)」を取り付けて、当時の甲種改造機の姿に改造していた。
それが、お役目ゴメンになったのである。
(房総用209系の甲種回送、2009.6.14)
甲種回送とは、自社内で改造されるために工場への入場、または配属される車両センター(電車区)へ
回送される際に、機関車に牽引されて無動で引っ張って貰うことです。
自社内ではなく他社に譲渡される場合は、JR貨物の機関車になるのが面白い。
しかし、良いことだけでは無い。
(東海道113系にサンドされて廃車回送された、鶴見線最後の103系@鶴見駅2006.4.26)
地元鶴見線の最後まで残っていた103系(T1編成)が、113系の中間に入れられて(ブレーキに関係)、EF64-1000に引かれて、北長野へ廃車回送された。これほど悲しかったことは無いorz
(EF64-1031号機@水上駅2006.4.26)
この時水上まで追っかけたのですが、引っ張っていたのは今回発売した、「1031号機」だった。
このことから「死に神」というあだ名も付くようになった。
そんな事情から、少し複雑な機関車でも有るのだが、メーカー公認で発売されたのは大きい。
しかもこの1031号機は、再版もされたので通常販売品扱いになったと思われる。
以前改造していた「1032号機」もそうなんですが、片側は「フック付きの双頭連結器」で、こちら側は「TN
双頭連結器」へと、改造して、TOMIX製もKATO製も牽引可能としていた。もちろん「ナックル」「密自連」「TN」と、オールマイティーに引ける仕様です。
※現行フック無しは、その後に発売される「1032号機」に取り付けています。
この機関車、ライトは当然「電球色LED化」(+後方ちらつき軽減)してあるのですが、じつは大きめの「3020サイズ」を使っている関係で、微妙にボディーが浮いていたので、今回屋根部分を削り蓋が閉まるように修正した。
もう10年経過しているので、ジャンパー線も塗装はげ起こしていたため、追加でタッチアップしておきました。
ということで、試運転。
205形が山手線等から撤退する際に、大宮・鎌倉工場へは自走。郡山と秋田工場への入場は、
機関車による牽引で、しかも「ブレーキ読み替え用」として、「クモヤ」を挟んでいたので、それを再現してみた。
※その後は機関車側に読み替え装置を搭載したので、サンドは無くなってます。
【146】EF64-1031号機「双頭連結器付き」
メーカー:KATO製<3023-4>
導入時期:2011年1月(新品)
形式:EF64-1000番台「JR東日本甲種回送仕様」
両数:1両
改造:電球色LEDライト/TN双頭カプラー/逆エンド、カトー双頭カプラー
●導入経緯
失業中であったが、予約してあった関係と、購入の優先順位は高かったので、そのまま購入した。
当初は登場回数が多かったが、最近は全然登場していない。
ライトの明るさに関しては文句なし。
室内に光が漏れているのは、部品が一個抜けてしまっていたため。
何気に甲種回送している205系、今探している「総武慣行線色」なんですよ。
当時の部品取り用に、Assyパーツ買っていたのが寄りによって絶版品になるとはorz
他の205系をよそに、北へ向かう205系達。
こんな書き方で、当時写真見かけましたね。「国電総研さん」だったかと思う。
そして、このトンネル、「プラレール部品流用第1段」(旧ブロ友「豊四季車両基地」さん案)なんですが、「第2案」が、げんざい進行中。だれもが一度は持っていた懐かしの品です。
当時(2011年1月)の在籍数。
急行型 6両/特急形 46両
通勤形 237両/近郊型 33両/気動車 9両
蒸気機関車 1両/ 電気機関車 41両(EF64-1000 6両) /ディーゼル機関車 5両
貨車 224両/緩急車 11両/特殊貨車両/事業用車 10両
客車 146両
私鉄通勤車 3両/私鉄特急 14両
外国形 8両
合計 796両(後日追加した車両分含む)
最後尾は、なぜか魔改造された鶴見線色のオリジナル顔。
反射板が無かっただけなんですけどね。
以上、「EF64-1031号機、登場」でした。
Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所