【KATO】伊豆急行2100系「リゾート21」<10-150>
今日は、絶版の「リゾート21」の整備の話。
・・・製品番号の100番台は、久しぶりに見ました。
2002年に発売された、初回品のようです。
「リゾート21」は伊豆急行が、1985年にデビューした特急で、2010年頃には東京まで乗り入れていました。
初期の塗装は、山側が青、海側が赤の塗装となっており、窓形状も異なります。
リゾート21は製造年が多岐にわたったため、前期型・後期型に分かれ床下機器に変更が加えられた5編成と、丸目になった「αリゾート」が1編成存在します。
この製品は初期車の「R-2編成」となってます。
「R-1」「R-2」（旧車両の床下機器流用）は廃車になっており、その関係で模型も生産できなくなったのでは無いかと思われます。
床下形状無視すれば、「R-5編成」までは出来そうなんですけどね。
内装の方も、前面展望座席や海側の座席（中間車含む）など、なかなかこった作りになっており、塗装すればよさげですね。（今回は省略）
ライト基板自体はよく見る「汎用A形」で、その加工は難しくはありません。
しかし、ライトの長さがオリジナルなため、現物合わせでいこうと思います。
※ライトが下、テールが上です。
じつはこの時点が1月末、LEDが手に入らずに放置してました。
白色LEDですが、3月に入ってからも入荷していない関係から、いつもとは違うLEDを購入。
・・・「根元にフチありLED」を買ってしまいましたorz
車両にも寄りますが切断する場合もあり、今回も当たるため、ニッパで切った後ヤスリで平らにしています。
先ほども言いましたが、基板自体はいつもの「汎用A基板」なので、いつもどおり「部品撤去」「パターン切断」と「チップLEDのハンダ付け」は先に行いました。
古い製品の割には基板が傷んでおらず、焦げ茶状態の「熱掛けると割れる基板」「パターン剥離しやすい」等はおきないと思い、安心して加工しました。
ライトの方は、現物合わせで長さを決定。確認後に足を切断という流れ。
この時、LEDの足が床下に少し当たるので切断しましたが、これが失敗。光漏れの原因になります。（LEDの足をニッパで少し内側へ寄せる方が良いです）
次にテール側LEDですが、写真だと「LEDが長すぎてヘッドマークが飛び出している」と思い、LEDの足を短くしますが、実際は、基板が前過ぎるというミスを犯しています。
この位置が定位置ですね。
（固定部品が無いので、前後の位置調整は可能）
どのみち、長すぎてLEDの足を詰める必要は有ったみたいですorz
仮組みした所、結構明るいですね。
・・・じつはこれ、テールランプ点灯中なんですよorz
ライト点灯はこちら。
そこまで差が無いというか、光漏れが酷いですね。
電球を考慮して作ったため、構造上の問題なのも有りますけど、結構きついですね。
内部を遮光してシャッター速度を多少変えて撮影しましたが、ほとんどがヘッドマークが明るくなり、ライトは暗めになってますね。
最終的に「向き固定での遮光」という、「小田急LSE」依頼の独自対策をして、やっとそれらしく見えるようになりました。
付属部品等は無いので、整備は楽ですが、純正の室内灯使うと、導光材が丸見えですねorz
それと、貫通扉の位置が寄っている関係と、サイズが一回り大きいため、「幌の取り付け」はいったん断念。合う物を探してきます。
山側の青い塗装側。
光漏れは抑え切れていませんが、「ライト・フォグ点灯」なのはわかりますね。
海側は窓形状が大きいタイプになってます。
デビューしたときは中学生でしたが、インパクトのあるこの塗装は一度見てみたいと思いました。
海側は、窓が大きくてかっこいいですね。
ちょうど3月なので、伊豆急下田付近の桜が見に行ってみたくなりますね。
KATOさん、名車の製品化多いんだけど、これも「埋もらせてしまった名車」の一つだと思います。
「黒船」としてマイクロエース製も持ってますけど、この初期カラーは欲しかったので、やっと見つけた感じでした。
「特急 踊り子」を集めているので、東京乗り入れも行っていたこの車両も、欠かせない重要な車両だと思います。
まぁ、ライトの車高で苦戦した感はありますよね。
さらに言うと、ライト部分は「電球色」にしないとダメだったので、導光材をオレンジに塗るの忘れましたorz
これは次の交検の時にやるとしますか・・・。
以上、「リゾート21 踊り子 落成」でした。
Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所
