模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「奥多摩工業・ホキ34200」の話です。
この形式は「元ホキ4200形式」で、ホキ4200~4299とホキ14201~14209が奥多摩工業の私有貨車。ホキ14210~14227が麻生セメント(九州地区)の私有貨車として製造され、1959年(昭和34年)~1967年(昭和42年)の8年間に登場しています。
1968年(昭和43年)に65㎞以下の低速貨物指定を受け、黄色帯を追加。
1976年(昭和51年)に青梅線・南武線の市街地を走行する結果、飛散防止の観点から密閉形の蓋付きに改造され車番に30000万が追加され、34200形式となった。(改造順番の関係から一部車番変更あり)
1967年(昭和42年)~1969年に国鉄所有「ホキ2500」(赤ホキ)が2500~2671の172両が登場し、氷川(現奥多摩)と名古屋地区に配置される。
1970年(昭和45年)に成田空港建設用に「ホキ9500(私有貨車)」が193両登場し、建設終了後に「奥多摩工業」「小野田セメント」「日本石油輸送」の3社に譲渡(矢橋工業はホキ2500の改造と新造・譲渡車)。うち奥多摩工業への譲渡は54両、のちにホキ2500からの改造編入(9693~9729)が37両、合計91両が増備。それに加え日本石油譲渡分(両数不明)の一部が活躍していた。
子供の頃、赤ホキ編成の中にも黒ホキ編成が走っていた記憶は、有ります。
赤ホキには蓋付かなかったのは、疑問ですね。
模型の購入は2011年12月で、ぽち横浜店の「鉄道模型フェスティバル」の最終日で表示価格の2割り引きで購入しているようです。
もちろんED16も付属しており、「16号機」が在籍しています。
(先日16号機が空いてると言いましたが、18号機の間違いでした。凸形はEF13ですね)
この16号機は、カプラーを変更しただけで、ライトは変更せず。
ボディー外すのが大変なので、このままにします。
フル編成の姿は、懐かしく感じます。
このセットは入線時の紹介記事だけで、実際紹介だけで走らせておらず、車輪が凄い状態になってました。
まるで、実際に石灰を運んでいたかのような状態です。
石灰貨物だから良いのか・・・・いや、模型としては良くない状態です。
ED16の方は、現状で片側ライト点灯不良。これは元からそうでした。
当時、日中はライト非点灯でしたから・・・。
でも、ライト付くこともあるのが不思議。
【174】奥多摩工業 ED16 16【立】+ホキ34200+ヨ3997
メーカー:マイクロエース製<A-8592>
導入時期:2011年12月25日(中古品)
形式:ED16形(立川機関区)・ホキ14200形(奥多摩工業)・ヨ3500
両数:1+8+1両
改造:カモメナックルカプラー(ED16)/カトーカプラーNスライス加工(ホキ14200)
●導入経緯
赤ホキを調べると、必ず黒ホキ登場するんで、欲しかったんですよ。
当時のマイクロエースさんは「1度販売」だけで、再販は無し。いまだに再販していないので、中古ではあまり出てこなかった。そんなとき「鉄道模型フェスティバル」で販売されていて、しかも割引価格だったので買ってしまいました。
今は全く見ないので、買っといて正解でした。
1セットじゃ短く感じますが、存在感は大きいですね。
子供の頃数が少なくなっており「新型」に思えましたが、逆で古い形式で廃車が進んでいただけだったようです。
赤ホキとミックスさせてはおらず、別編成だった記憶がありますね。
当時(2011年12月)の在籍数。
急行型 6両/特急形 59両
通勤形 266両/近郊型 63両/気動車 9両
蒸気機関車 1両/電気機関車 55両(ED16 3両)/ディーゼル機関車 5両
貨車 260両(ホキ14200 8両)/緩急車 12両(ヨ3500 4両)/特殊貨車両 2両/事業用車 14両
客車 214両
私鉄通勤車 3両/私鉄特急 14両
外国形 8両
合計 991両(後日追加した車両分含む)
最後尾の緩急車は、白線入っていないのでストーブなし。冬は大変そうです。
導入時のみの走行で、以後放置。機関車のED16の固着はというと、グリス除去されて販売されていたので問題なし。「ぽちさん」もグリス固着はわかっているようで、以前「台車内のギヤグリスが固着するので、撤去してしまえば平気ですよ」と教えていただいた事もありまして、今の整備での基本になっています。
赤ホキが多い中、たまには黒ホキが走っていても、良い感じします。
「奥多摩工業」の文字とマーク、手書きだったのが懐かしいです。
以上、「黒ホキも走っていた、奥多摩(氷川)石灰貨物」でした。
Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所