【模型紹介】161 「中央線」101系(レジェンド)~新性能電車の幕開け~

【模型紹介】161 「中央線」101系(レジェンド)~新性能電車の幕開け~

模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。

今回は「レジェンドシリーズ第一弾 101系中央線快速」です。

発売したのは2005年の12月で、レジェンドシリーズとしての第一弾となります。

レジェンドシリーズは、「日本を代表する車両」で、今まで発売していなかった車両を新規に開発し、当時の最新技術で製品化して年末に発売すると言う物でした。

しかしこのシリーズ、どれも大当たりしていない印象。これは単純に「登場当初の姿」の為、じっさいに見て乗った車両とは「なんか違う」という感じになってしまっているためで、逆に通常品へシフトした時の通常型の方が、売れるという流れになってます。まぁ、それが出てから「初期仕様」も欲しくなるんですけどね。

 

結局このシリーズ、辞めてしまったようです。残念。

 

(ライトレンズの内側を銀に塗っています)

発売した頃は、私がが車を手放し鉄道の撮影をし始めた年で、模型購入開始はそれから3年後でしたので、この製品の存在はわかっていましたが、欲しいと思っても市場から消えてしまっていました。

 

それから5年半が経過した2011年7月、友人の「hamapen君」に連れられて、パシフィック横浜?(だったかな)で開かれた、ぽち横浜店の「鉄道模型フェスティバル」へ初参戦。

ここで見つけた製品のひとつが、この「101系レジェンド」でした。

 

前評判で「ライトの点灯具合が微妙」とか「中運転台」とか言われていますが、通常品では修正掛かっていますので、初回品は仕方ないかと・・・。

ライトのフチの部分を追加で銀に塗っているため、実車同様「ボワッとしたライトの点灯」になったとは思っています。

消灯時は2枚目の写真ですが、反射板が良い感じです。

 

このシリーズから「別ジャンパー線」や「シースルー運転台壁」など、色々と新しい試みも、始まってますね。

 

テールライトも初期に会った「小柄な内ばめテール」もわざわざ作り分けるなど、かなりこだわっているのがわかります。

 

屋根のベンチレーターの色違いや、101系の思想だった「オールM車」の為の、「パンタ準備台座」なんかも、忠実に再現されています。

マニアックな話を言うと、「103系に転用されたサハ」なんかも欲しかった所ですが、103系のリニューアルが無いと無理ですね。

 

通じた方は「昭和のおじさん・おばさん認定」です。

 

追加したのは「ライトの塗装」以外に「座席の再現」ですかね。

 

今回の交検では、「車輪清掃」と「動力台車に注油」ぐらいで、整備後10年動かしていませんが、問題なく動作しました。ただし、低速ギヤに振っている仕様みたいなので、2M化しないと登らない(傾斜改良後の現状)ですね。

 

【161】中央線特別快速 101系

メーカー:KATO製<10-253>

導入時期:2011年7月17日(中古品)

形式:101形

両数:3+7両

改造:ライト内銀塗装/内装追加

 

●導入経緯

中央線に乗車していたので、ながらく101系が活躍していた姿は、思い出がある為中古で見つけて買ってしまいました。

 

201系が登場しても、すぐに101系は置き換えされず、先に最新だった103系(低運ブタ鼻)が関西へ転属したりしてましたね。これは、青梅線の拝島以西が、変電所が貧弱な関係で、103系冷房車が入れない(当時)という関係があったようです。

 

そうそう、「新性能電車」の話ですが、「各線区別のカラー」「4ドアで両開き」「抵抗制御方式」「20m車」「ロングシート」「国電」(幅狭20m車で、拡幅車は含まない)「天井にワリトー」など、その後の形式に、影響を与えた車両でした。

 

今考えると、「爆音中毒(走行音)」になったのも、この101系からでしたね。

 

当時(2011年8月)の在籍数。

急行型 6両/特急形 59両

通勤形 262両(101系 29両)/近郊型 60両/気動車 9両

蒸気機関車 1両/ 電気機関車 49両/ディーゼル機関車 5両

貨車 224両/緩急車 11両/特殊貨車両/事業用車 10両

客車 204両

私鉄通勤車 3両/私鉄特急 14両

外国形 8両

合計 927両(後日追加した車両分含む)

 

「特別快速」が出てきたのも、この101系からでしたね。

この前面のヘッドマークが誇らしかったです。

そういえば、101系っていっさい再販していないんですよね。売れ行きの問題も有るかもしれませんが、「武蔵野線(1000番台)」や「赤羽線」(売れないか)なども、有ってもいい気がします。

けっして模型としては悪い製品では無いんですが、中央線を連発発売しすぎたのも、在庫が残る原因(当時)だった気がします。

 

以上、「模型のパイオニア、中央快速線101系登場!」でした。

Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所

鉄道模型カテゴリの最新記事