模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「24系24形寝台客車 日本海」です。
この製品は「24系24形」として2011年8月に、セット品と単品で、今の2色寝台シリーズとして、「24系25形金帯あさかぜ」「24系25形銀帯」に続き、リニューアルされた製品でした。
※「2月4日は24系の日」と言うことで紹介順番を変えたため、多少話が前後いたします。
この製品自体は汎用型のため、「日本海」と言う形での販売ではありませんでしたが、当時のブロ友さんが撮影していた写真により「日本海」が欲しかったため、選択した形になりました。
2011年頃は、模型としての「日本海」は絶版だったんですよ。
数年後の廃止になる直前に、TOMIXから「日本海・西日本編成」「日本海モトトレール」「さよなら日本海」とKATOから「日本海(廃止前年の通常編成)」と、発売ラッシュになるんですけどね。
この24系24形と同時発売で「EF64-1000前期型」が発売されており、メーカーとしては「東北・あけぼの」を再現して欲しかったようです。
オハネフ24が2両入っていることから、「あけぼの」「出羽」は再現出来るようにしています。
しかし、その後再販が無いため、東北地方へ行くブルトレは全然増えないんですよ。
この製品も、セットこそは残りましたが、単品は早々に消えましたので、売れ行きはあったと思うんですけどね。
「24系24形」「白帯」「JRマーク無し」と言う仕様で、発売してほしいものです。
KATO製として、「ゆうづる」も発売されていますが、回転式ヘッドマークの関係(ゆうづる・日本海の絵・字幕収録)で、「あけぼの」「はくつる」「出羽」「鳥海」などは再現出来ません。
※「ゆうづる」は20年2月の再生産で手に入れましたので、「日本海」には出来ませんでした。
まぁ、KATOさんには24系よりも、「20系や旧客」をさらに充実していただきたいので、出してねとは言いにくいです。
話が脱線しました。
今回の検査ですが、車輪の汚れが固着する直前で、先頭2両(カニとオロネ)に関しては、サビが出始めて、危うく塗装が浮いてくる所でしたが、今回はセーフ。やはり定期的に走らせないと危険です。(全開走行は2018年)
今回追加で、「電源車に純正室内灯(余剰品)」を追加。エヌ小屋製の機械が目立つようになりました。
それと「オロネ24-0」(解放A寝台)に内装が入っていない・・・。
そうか、内装が発売前に整備したんで、発売待ちしていたんだっけ?
・・・この形状は、寝台を再現しろと?
やなこった!(房総の方言)
ということで、座席仕様にしました。
無理矢理気味でしたが、喫煙室も再現してみました。
座席せま!
まぁ、再現出来ただけマシです。
余談ですが、寝台にする場合はカーテンが必要になり、内装関係なくなっちゃうので、座席を選択しました。
日本海を牽引するなら、当然「EF81」が必要。
細かいこと言ったら、「EF58」「DE10」「EF71」「ED75」もいるのかもしれませんが、最近わかったことなので、無かったことにします。
一見普通に見える「EF81 ローズピンク(国鉄仕様)」ですが、これかなり苦戦したんですよ。
ベースになったのは「EF81形電気機関車(一般カラー)<2131>」で、しかもいつ発売になったのかわからない「TOMY表示品」で説明書も古い物。
2011年8月時点で、TOMIX製EF81は「モールド手すり」「電球ライト」「非フライホイール」が一般的で、フルモデルチェンジが同年の12月でしたが、国鉄仕様は出てたかわからないです。
なかなか勇気のある穴開け加工で、KATO製のAssyパーツによる組み込み。
解放てこは、塗装することになります。
※モールド手すりの上下だけ削り、そこに穴開けてます。(サイズは手すり自体にドリルを直当てし、一回り小さい物を選択)
さらに「電球色LED化」と、試作で「後方ちらつき軽減加工」も行っています。
元々「コンデンサ」(蓄電)と「ダイオード」(一方通行回路)が付いていたので、「221Ω抵抗」の追加(LEDと並列)にするだけで、出来たのもあります。
もちろん電球色LED化するにあたり、「電球色チップLED」と「470Ω抵抗」は搭載しています。
・・・ん?チップ抵抗の文字が「474」(470000Ω)に見えるんだが、見なかった事にしておこう。
翌年の2012年5月にモデルチェンジした「ローズピンク(JRマーク付き)」(右)が発売されます。
並べてもそこまで違いが無いことがわかります。
モールド手すりが少し見えている以外は・・・。
あとは「碍子を白塗装」した感じになります。
チャレンジャー募集中・・・違うか。
他の客車の方は、内装の劣化は見られないため、今回は張り替え無し。
国鉄仕様のEF81は、、やっぱりコレで無いと・・・。
確認していなかったけど、「解放てこの塗装ハゲ」無かったよな。(前回塗り直し)
一応、「敦賀所属のナンバーの107号機」にしていますが、他のナンバーでも良かったかもしれません。
【167】EF81 107号機「敦賀運転所」
メーカー:TOMIX製<2131>
導入時期:2011年8月?日(中古品)
形式:EF81形0番台・国鉄仕様
両数:1両
改造:手すり追加/解放てこ追加/ライト・電球色LED化/後方ちらつき軽減加工/碍子白塗装/片側TNカプラー/片側カモメナックルカプラー
●導入経緯
日本海を牽引するために、EF81ローズ(JRマーク無し)を探し回って見つけてきた。
客車側も、周回するに当たり、室内灯のちらつきが無くなりました。
【165】24系24形「日本海」(あけぼの・出羽)
メーカー:TOMIX製<92814・他>
導入時期:2011年8月26日(新品)
形式:24系24形寝台客車(国鉄仕様)
両数:12両
改造:内装追加/室内灯追加(TORM)/前後TNカプラー(BM)/中間カトーカプラーN(台車マウント)
●導入経緯
24系24形は持っていなかったので、ワクワクしながら発売を待っていました。
2段寝台化の仕様だったので、余り古い時代は再現出来ません。
その後発売した製品と被ったため、ナンバー変更は発生していますが、今回の整備はマシでした。
白帯の統一感が、なかなか良いです。
当時(2011年8月)の在籍数。
急行型 6両/特急形 59両
通勤形 252両/近郊型 60両/気動車 9両
蒸気機関車 1両/ 電気機関車 49両(EF81 8両)/ディーゼル機関車 5両
貨車 224両/緩急車 11両/特殊貨車両/事業用車 10両
客車 204両(24系 121両)
私鉄通勤車 3両/私鉄特急 14両
外国形 8両
合計 917両(後日追加した車両分含む)
後ろにジャンパー線が省略された時代の時代?
結局「日本海」も乗れなかったなぁ。
北陸付近が第三セクターになってなければ、残っていてもおかしくなかったんですけど、残念です。
まぁ、模型でいつでも逢えるんですけどね。
以上、「2月4日は24系の日」でした。
Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所