20220105 労働局と鬼畜物語

NO IMAGE

名もない企業の集団の 名もない売れない営業の
誰も知らないむかしばなし
会社に就いた時から 成績不十分として
その身に余る 罰を受けた
インセンティブは何も無いけど 課長の下(もと)に手を引かれてさ
知らない知らない僕は何も知らない
叱られた後の反省も
みんな笑う部長のギャグも
でも本当は本当は本当は本当に寒いんだ
消えない消えない奴は何で消えない?
成績表も見れないくせに
誰も知らないむかしばなしは
労働局に吸い込まれて消えてった

吐き出すだけの叱責と蔑んだ目の毎日に
僕はいつしか嫌になってた
残業しちゃダメなのに「君の成果が知りたいな」
ごめんね僕には時間がないんだ
僕の居場所はどこにもないのに「定時に帰ろう」
手を引かれてさ
飲まない飲まない僕は何も飲まない
生ビール、酎ハイ、日本酒も 慣れない他人(ひと)のあのアルハラは
でも本当に本当に本当に本当のことなんだ
辞めない辞めない 僕は何で辞めない?
干されれば脅されちゃうくせに
24時に社員が二人
終電の中に吸い込まれて消えてった

三次会で夜が明けて 勤務中に捕まって
こんな世界僕と親以外 皆いなくなればいいのにな
皆いなくなればいいのにな

知らない知らない束が置かれてさ 僕の仕事じゃない事務書類
抗う間もなくこれやれってさ
嫌気の中に吸い込まれて辞めてった

知らない知らない僕は何も知らない
これからのことも労働も 今は今はカネが無いんだと
ただ本当に本当に本当に本当に思うんだ
知らない知らないあの鬼畜さは
労働局に吸い込まれて消えてった
Source: 【富山発】YASMIN RAILPHOTO BLOG

鉄道カテゴリの最新記事