「新潟の小京都」を訪ねてみたお話

「新潟の小京都」を訪ねてみたお話

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

10月某日・蒲原鉄道を訪ねる  その1

 

話題は二か月ほど前に遡り

ある晴れた秋の日の鉄分補給日記を

今頃になって残したいと思います。

 

プチ旅行どころか

ただの寄り道くらいの距離ではありますけど

こんなところに行ってきました。

気分は京都?それとも岐阜?

いえいえ、普通の新潟の街です(笑)

 

告知して休みをとるような重要度もなく

ちょろっと車で走れば行ける距離でもあり

夕刻の出荷時間にさえ帰着すれば

お客様にご迷惑をおかけする事もないので

たまにこうしてフラフラと道草を食っているのですが

 

半日サボれば

当然業務に影響するわけでして

行って写真を撮って色々と考えるだけで精一杯、

そこで放置してしまう事も多々あるんですよね。

そんな感じで、タイミングを逸したまま今に至ります。

 

さてその加茂駅。

「『越後』加茂」を名乗っていないけど

京都の加茂とどちらが先なんだろう?

と思って調べてみると

何とどちらも開業が1897年、明治30年!

京都が11月11日、新潟が11月30日だそうで。

駅前の商業施設に入っているスーパーは

確か福島の会社だったかな。

私がそんな業界にいた頃の店名は

「ライオン堂」だったと思います。

ローマ字にして、ちょっとオシャレな読み方をすると

リオンドール・・

うまい(笑)

加茂駅は特急停車駅クラスで

近くの大学や高校の玄関口でもあり

今でも乗降客数は県内で10位前後。

 

加茂といえば

全国の出荷量の7割を占めるという桐たんす、

ほか産業も活発な地域ではあるのですが

御多分に漏れず、街の中心が

道路にシフトしているのが見て取れます。

本当に将来的にこのままでいいのか、

やはり色々と考えてしまいますね。

 

しかしこの日は平日の昼前。

機会があったら

週末の人出の多い時間帯に

賑わった姿を見てみたいものです。

 

 

加茂駅から新潟方面に少し北上すると

風光明媚な加茂川を渡る鉄橋があります。

交通量の少ない公道で線路が近く、

障害物もありません。

この時はあいにく時間が合わず、

E129のために数十分待つ気にもならなかったので

すごすごと退散しましたけど

上り線の列車を撮るには

まずまずの撮影地かもしれませんね。

 

信越本線 加茂川橋梁 だそうです。

有名なのかどうか知りません。

模型も写真も、完璧を追求するより

なにか人様と違う事をやりたがる性分なので

こうして探すのも趣味のうち(^^)

 

気になるので線路の反対側にも回ってみました。

多分この半端な敷地のあたりに

今回のお散歩のメインディッシュである

蒲原鉄道の線路が通っていたはず・・

ですが、

蒲鉄の廃止からあまりにも年月が経ち

その痕跡を見るのは困難です。

 

この柵の内側に

もう一本線路を通すような敷地は無いので

こっち側に蒲鉄の線路があったはずですが

バラストに囲われたような小さな菜園のところは

何かあったのかどうか・・

 

ここでしばらく近隣をウロウロしたのですが

線路跡をそのまま転用したような

明確な道路は存在せず

あまり閑静な住宅街を徘徊するのも不審と思い

一旦離れてしまいました。

 

次のスポットは少し有名かと思います。

加茂駅を出て西側をグルッと回り、

信越本線を跨いですぐの築堤に現れるのが

陣ケ峰駅です。

 

ご覧のとおり、

橋脚のすぐ脇に見えるのが信越本線の架線。

つまり、加茂駅を発着する列車内からも

この廃線跡がよく見えるわけです。

ずっと前から、電車に乗るたびに

これをひと目見るのが楽しみでしたが

こうして間近に来るのは初めてでした。

折角じっくり眺められるので

色々な角度から橋脚を眺めてみました。

 

しかしこれは一体・・・(^^;

 

どのように橋が乗っていたのか

にわかにはピンとこないですね(^^;

 

検索したら現役時代の写真が出てきました。

もう一度こちらの写真を。

左の土手にあるのが駅、

そこから道路を渡って橋脚までが上路式、

橋脚から国鉄を跨ぐ写真右側が下路式の

ガーダー橋がかかっていたようです。

なるほどなるほど(^^)v

 

その点では、

こちらの土手側の橋台は

ここに橋が乗っていたんだろうな、

と、素人にも想像できる構造ですね。

意外と、模型と実物の違いを感じるのが

この法面の角度ではないでしょうか?

これは角度にするとたぶん25~30度くらい?

 

模型においてはスペースや密度感の問題もあり

実際には45~60度、あるいはそれ以上に

急峻に作るケースがほとんどだと思います。

実物は眺める視点がここなのに対し

模型は上から見るのが普通ですから

法面の長さや角度感が違うのは当然ですよね。

 

ローアングルで撮影したり眺めたりする為の

お立ち台を作るなら、

リアルな法面もアリなのかな?

 

凝ろうとすると意外と知識が要り、

ついついこうした妄想で満足してしまって

意外と手が進まないのが

こうした構造物ではないでしょうか。

それもまた楽し、ですけどね(^^)

時は昭和5年。

当たり前のように非電化の信越本線には

蒸機がガンガン走るなか

電車が橋を渡って土手の上の駅を発着する姿は

結構な未来感があったのではないかと思います。

 

古びたコンクリートを見ながら

そんな事を勝手に想像するのもまた

廃線跡を見る楽しみでもありますね(^^)

 

では続きはまた明日(^^ゞ

 

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