【模型紹介】150 EF81/EF64+14系「さよなら北陸」前編~新規制作で試作品のEF81~

【模型紹介】150 EF81/EF64+14系「さよなら北陸」前編~新規制作で試作品のEF81~

模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。

今回は2011年5月に発売された、「さよなら北陸」です。

 

 

私が30代後半で鉄道車両を撮影し始めた時点では、まだブルトレとして健在でした。

それが廃止になったのは2010年3月12日で、撮影範囲が「通勤電車や近郊電車主体」だったので、北陸は目撃はしているものの、撮影していないというお粗末な物でした。

 

その後TOMIXより「さよなら北陸」発売予定が発表。当初夏頃でしたが12月に延期し、直前で春に延期した経歴があり、その原因がおそらく新規でリニューアルにあたる「EF81」でした。

 

しかしこの製品かなりの人気で、店頭で見ることは無く、「予約分のみで終了」や「店頭に置いて数時間で完売」など、欲しくても何処にも無い状態でした。これは延期が数度有った関係で、半年以上前に予約を締め切っていたわけで、予約すら出来ないという状態でもありました。

 

結局、ヤフオクで購入するのですが、安い値段だと集中していて手に入らない事もあったため、確実に手に入れられる「定価だけど早期終了」のある人を選択。

サービスで、銀河パーツ製の「はしごとステッカー」も付属していただいたので、良心的な方でした。

 

客車の方ですが、14系の新規制作は「さよなら富士はやぶさ」でしたので、その他の車両が新規作成。

それだけでは無く、「EF64-1000」の久々新規リニューアルと、「EF81」の新動力(フライホイール化)なども行われました。

TOMIXは通常品での新規金型製作での販売は少なく、「さよならセット」での制作が多いですので、その点ではこの製品は今後の販売品を先取りする内容でした。

 

で、検査の話ですが、客車の方は「内装剥がれ」や、「解放B寝台のモケット張り替え」が発生するため、「客車編」として、後回しになります。

見た目は大丈夫そうなんですが、車掌室の表現等、黄ばんでましたorz

※解放B寝台のみ自作です。

 

ということで今回「EF81-151号機」の交検の話です。

この車両ですが、2011年春の時点で、通常品は「モールド手すり」「非フライホイール」「電球ライト」という状態で販売中。この「さよなら北陸」で新規作成したので、秋頃に通常品もリニューアルされます。

 

じつはこの151号機(長岡運転所)ですが、双頭連結器付きなんですが、TOMIXの現行品のEF81では、双頭連結器付きは、この製品だけなんですよ。せっかく専用のスカートまで起こしているのに・・・。

結局KATO製が2013年7月に、「双頭連結器付き」(3066-4)として「あけぼの」(再販)で発売するまで、市場には出てこないことになります。(たしか再販無いですね)

 

話を戻しますが、「ひさし付き・JR東日本レッド・長岡運転所」という、かなりマニアックな製品ですので、これ一つとってもレア品ですね。

「碍子の緑塗装」は追加加工です。

 

屋根ですが、サヨナラセットだけの「ランボードがグレー」なのが特徴で、それ以外はリニューアルなのかわからないほど、旧製品と同じです。

たぶんパーツも共通なんじゃないかな?

 

ここで気がついた方もいると思いますが、「ライトが暗いんです」

 

(左:さよなら富士ぶさ用の「411号機」/右:今回の「151号機」)

元々、購入時から暗かったんですよ、それで開けてみたら・・・。

 

導光材の根元が「黒く塗ってある」状態でした。

これにはすぐ理由がわかりました。とりあえず「無水エタノール」で落とします。

 

光漏れですね。

コレガ原因で発売が遅れたと推測します。

 

そこで、当時の施工方法で、遮光を行うわけです。

 

「アルミテープ」+「マッキーの黒」ですが、これでも甘い。

 

屋根側にも同様の加工を行った結果、光漏れはわからなくなったわけです。

 

現在の話に戻します。

LEDの色と明るさは、これでもOK。

まぁ「現行の基板が460Ω抵抗」、当時の基板が「1000Ω抵抗」なので、そこを変更すれば、もう少し明るくは出来ますが、今回は無し。

 

とりあえず、こだわりすぎた光漏れの、この部分だけを除去します。

 

無水エタノールで、黒い部分を落としただけなんですけどね。

 

まぁ完全じゃ無いにしても、そこそこのレベルにはなったかと思います。

 

最近の機関車に比べれば、ちょっと光量が低いかもしれませんが、「プロトタイプ」(Ver.0.9)とも言えるので、あえて残そうかなと思います。

 

「北陸」といえば、「シャワーカー・マーク入り」ですが、ちゃんと再現されています。

この「14系北陸」の通常製品版は、2016年11月に一度だけ発売していますので、そっちのフル編成の方が魅力的ではあります。

今、「金帯あさかぜ(東日本仕様)」の再販掛かったところですから、再販は2028年頃かな・・・。個人的予想です。

 

インチキ夜景の写真。(部屋の電気を消して隣の部屋の電気での撮影)

寝台特急は、やはり夜景が良いですね。

 

カメラの不調なのかな?ドットが荒いですねorz

あまり目立たない「EF81-151号機」ですが、模型としてはかなり独自な仕様になってます。

検査の結果としては、運転会後にそのまましまったので、車輪がそこそこ汚れていたのと、前回中間の車輪がカビが発生していました。これは夏にしまって、一冬超えた為に湿気が関係した可能性があります。

やはり定期的に出した方が良いのかもしれません。

それと、若干走行音が大きいものの、注油はしていません。

※M9モーターですが、特に問題なし。

 

きれいに写っている「スハネフ14」ですが、車掌室表現部分が黄ばんでますので、後で張り替え予定です。

客車の方も、スハネフ以外は純正LED室内灯なので、TORM(タムタム製)に変更したいと思います。

※捻出した純正LED室内灯は、在来線へ回します。

 

以上、「さよなら北陸付属、EF81-151号機の交検」でした。

 

PS:「客車編」「EF64-1052号機+出場編」の予定でいます。

Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所

鉄道模型カテゴリの最新記事