模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「さよなら はくつる」です。
模型紹介シリーズ、中古品の入線や撮り鉄。そしてPC故障が入った関係で、間が開いてしまいました。ただし、2011年は「2月入線ゼロ」「3月機関車(EF510-500)入線」のみなので、実際と同じ間隔になっています。
4月に入り失業から一転、バイト中になったものの、模型購入は依然として絞り中。「予約品」と「特別な物」以外は、購入しない状況でした。
そんな中、一つの箱がこっちを見ていた。
「EF81-139は、仲間になりたそうな顔をして、こっちを見ている・・・」
そんな感じでしたので、値段を見たところ、さよならセットなのに2万切ってる。
これは買いだと感じたので、連れて帰ることに・・・。
この「はくつる」はさよならセット第一弾にあたり、今となっては旧製品の仕様である。
しかし、特別なセットだけに「実車の仕様に合わせている」為、金帯・白帯・1両のみ引き戸等、ボディーバリエーション的にも面白い製品でした。
写真には載せていませんが、「専用の冊子(写真集)」も付属しています。
さよならセットは、値段が高いのですが、新機構を盛り込んでいるため、開発費も一部含まれていまして、一般販売品には上乗せしないようになっているようです。
この製品の新機構はなにか?「新集電機構」(K社と同じピポッド軸集電)だったと思いますが、皆さんご存じの通り、「初期の新集電は転がらない」物でした。
(写真下が本製品で、上が現行品)
台車枠を旧集電のまま、車輪と台枠の間に集電板ぶち込めば、転がり悪くなりますよね。
そこで、現行品の台車枠へ交換。
当時、ここまで改善されてました。
おっと説明不足。リレーラーの端に乗せて手を離した時に、どこまで進むかのテスト写真す。
ここから「旧製品の転がり悪い物は、台車枠を現行品へ交換」という手を取ってます。
交換できない物は「現行車輪(軸先端が細くなってる)」にしています。
※旧集電は使えない技です。
記事が長くなるので、機関車の方は後編で乗せますが、現行品に近い仕様に改造しています。
今回「客車編」みたいな感じですが、「はくつるのテールサイン」これはかっこいいですね。
「はくつる」は、残念ながら通常品化されていませんので、今でもレア品扱いです。
カニは100番台の白帯仕様の「カニ24-116」、これもたしか市販化してないのかな?青森所属時代です。
客車の方ですが、中は旧製品仕様で内装追加しています。
室内灯ですが、変な光か足してますね。実はこれ、最初で最後の「自作室内灯」なんです。
う~ん微妙だな。交換したいレベルなんですよね。
中には付かない車両も2両あるしorz
バラしてみてわかったのですが、劣化の原因は「プラ棒」(田宮製)ですね。
掃除すると幾分マシにはなるんですが、本来の使用用途じゃないですからね。
前回の検査では、色の違いがわかるほどでは有りませんでしたが・・・・。今回は清掃でとどめておきますか。
恥ずかしいので公開していませんでしたが、この方式は「慶安さん(だったと思う)方式」を使わせていただきました。
複雑そうに見えますが、ライト改造時に必要な「LED+抵抗(今回はCRD)の組み合わせ」に、電気の±を進行方向が変わっても出力の±が同じになる「ブリッジダイオード」という物(黒いの)物を足して、線路が汚れていて電気の強弱が発生しちらつくの防止する「コンデンサ」(簡易バッテリー的な物)を、LED直後の足に±をまたぐように半田付けしています。
まぁ「ブリッジダイオード」が東芝製、「コンデンサ」もメーカー品(忘れた)の大容量使っているので、ちょっと値段が張ってるんですけどね。
この説明で、回路のイメージわいた人は、室内灯作れますよ。LEDの部分が、砲弾では無く「チップLED」(シート状含む)になっただけですから。
付かなかった室内灯ですが、半田不良による断線ですねorz
足の部分ですが、「ポリウレタン導線」を使ってます。これは導線の周りに被服がしてあり、くっついてもショートしない優れ物で、半田で熱を加えると溶けるのでその部分は電気が通る方式です。
逆側は、ヤスリで被服を削ってます。
ということで修理。
まぁ2月に初めて4月に室内灯作ってりゃ、こういうことは出ますよね。
集電部分ですが、先端を削った物を、ウエイト兼集電板の間に挟み込んでるだけ。
銅板の方式には負けますが、こんな機構でも集電できるんですよ。
ただしズレやすいので、何度かやり直す可能性はありますorz
まぁ、端が黄ばんだままなのは、ご愛敬ということで・・・。
内装ですが、色あせてはいましたが「実車の劣化した色と同じ」なので、今回は見送ります。
黄ばんでたりしてだめな部分は無し。やはり両面テープが悪さしていたようです。
オロネ(個室A寝台)も色あせしてますが、今回は見送り。
内装の更新は、実物の写真が見つけられなかったので、そのままです。
それと今回「カニ24-100」にも、室内灯を追加。
室内灯をケチる関係で、電源車や事業用車は、室内灯省いていました。
使い道の無くなった「電球室内灯」を使い回しているだけです。
内装入っていない旧製品なので、ごまかすのにはもってこいです。
ちょっと手抜きな写真ですが、部屋の電気を消して、隣の台所の電気の光だけにしたところ、夜間もどきに出来ました(笑)
レンタルレイアウト店での夜景モードと同じですね。
ちょっと長くなったので、機関車の説明と出場編は次に回そうと思います。
以上、「さよならはげ・・・いや、はくつる、客車再整備編」でした。
Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所