【模型紹介】148 EF81+24系寝台「さよなら・はくつる」前編~白帯・金帯の混成編成だった~

【模型紹介】148 EF81+24系寝台「さよなら・はくつる」前編~白帯・金帯の混成編成だった~

模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。

今回は「さよなら はくつる」です。

 

模型紹介シリーズ、中古品の入線や撮り鉄。そしてPC故障が入った関係で、間が開いてしまいました。ただし、2011年は「2月入線ゼロ」「3月機関車(EF510-500)入線」のみなので、実際と同じ間隔になっています。

4月に入り失業から一転、バイト中になったものの、模型購入は依然として絞り中。「予約品」と「特別な物」以外は、購入しない状況でした。

そんな中、一つの箱がこっちを見ていた。

 

「EF81-139は、仲間になりたそうな顔をして、こっちを見ている・・・」

そんな感じでしたので、値段を見たところ、さよならセットなのに2万切ってる。

これは買いだと感じたので、連れて帰ることに・・・。

 

この「はくつる」はさよならセット第一弾にあたり、今となっては旧製品の仕様である。

しかし、特別なセットだけに「実車の仕様に合わせている」為、金帯・白帯・1両のみ引き戸等、ボディーバリエーション的にも面白い製品でした。

写真には載せていませんが、「専用の冊子(写真集)」も付属しています。

 

さよならセットは、値段が高いのですが、新機構を盛り込んでいるため、開発費も一部含まれていまして、一般販売品には上乗せしないようになっているようです。

この製品の新機構はなにか?「新集電機構」(K社と同じピポッド軸集電)だったと思いますが、皆さんご存じの通り、「初期の新集電は転がらない」物でした。

 

(写真下が本製品で、上が現行品)

台車枠を旧集電のまま、車輪と台枠の間に集電板ぶち込めば、転がり悪くなりますよね。

 

そこで、現行品の台車枠へ交換。

 

当時、ここまで改善されてました。

おっと説明不足。リレーラーの端に乗せて手を離した時に、どこまで進むかのテスト写真す。

 

ここから「旧製品の転がり悪い物は、台車枠を現行品へ交換」という手を取ってます。

交換できない物は「現行車輪(軸先端が細くなってる)」にしています。

※旧集電は使えない技です。

 

記事が長くなるので、機関車の方は後編で乗せますが、現行品に近い仕様に改造しています。

 

今回「客車編」みたいな感じですが、「はくつるのテールサイン」これはかっこいいですね。

「はくつる」は、残念ながら通常品化されていませんので、今でもレア品扱いです。

 

カニは100番台の白帯仕様の「カニ24-116」、これもたしか市販化してないのかな?青森所属時代です。

客車の方ですが、中は旧製品仕様で内装追加しています。

室内灯ですが、変な光か足してますね。実はこれ、最初で最後の「自作室内灯」なんです。

 

う~ん微妙だな。交換したいレベルなんですよね。

中には付かない車両も2両あるしorz

 

バラしてみてわかったのですが、劣化の原因は「プラ棒」(田宮製)ですね。

掃除すると幾分マシにはなるんですが、本来の使用用途じゃないですからね。

前回の検査では、色の違いがわかるほどでは有りませんでしたが・・・・。今回は清掃でとどめておきますか。

 

恥ずかしいので公開していませんでしたが、この方式は「慶安さん(だったと思う)方式」を使わせていただきました。

複雑そうに見えますが、ライト改造時に必要な「LED+抵抗(今回はCRD)の組み合わせ」に、電気の±を進行方向が変わっても出力の±が同じになる「ブリッジダイオード」という物(黒いの)物を足して、線路が汚れていて電気の強弱が発生しちらつくの防止する「コンデンサ」(簡易バッテリー的な物)を、LED直後の足に±をまたぐように半田付けしています。

 

まぁ「ブリッジダイオード」が東芝製、「コンデンサ」もメーカー品(忘れた)の大容量使っているので、ちょっと値段が張ってるんですけどね。

 

この説明で、回路のイメージわいた人は、室内灯作れますよ。LEDの部分が、砲弾では無く「チップLED」(シート状含む)になっただけですから。

 

付かなかった室内灯ですが、半田不良による断線ですねorz

足の部分ですが、「ポリウレタン導線」を使ってます。これは導線の周りに被服がしてあり、くっついてもショートしない優れ物で、半田で熱を加えると溶けるのでその部分は電気が通る方式です。

逆側は、ヤスリで被服を削ってます。

 

ということで修理。

まぁ2月に初めて4月に室内灯作ってりゃ、こういうことは出ますよね。

 

集電部分ですが、先端を削った物を、ウエイト兼集電板の間に挟み込んでるだけ。

銅板の方式には負けますが、こんな機構でも集電できるんですよ。

ただしズレやすいので、何度かやり直す可能性はありますorz

 

まぁ、端が黄ばんだままなのは、ご愛敬ということで・・・。

内装ですが、色あせてはいましたが「実車の劣化した色と同じ」なので、今回は見送ります。

黄ばんでたりしてだめな部分は無し。やはり両面テープが悪さしていたようです。

 

オロネ(個室A寝台)も色あせしてますが、今回は見送り。

内装の更新は、実物の写真が見つけられなかったので、そのままです。

 

それと今回「カニ24-100」にも、室内灯を追加。

室内灯をケチる関係で、電源車や事業用車は、室内灯省いていました。

使い道の無くなった「電球室内灯」を使い回しているだけです。

内装入っていない旧製品なので、ごまかすのにはもってこいです。

 

ちょっと手抜きな写真ですが、部屋の電気を消して、隣の台所の電気の光だけにしたところ、夜間もどきに出来ました(笑)

レンタルレイアウト店での夜景モードと同じですね。

 

ちょっと長くなったので、機関車の説明と出場編は次に回そうと思います。

 

以上、「さよならはげ・・・いや、はくつる、客車再整備編」でした。

Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所

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