問合せしてみた

問合せしてみた

前々回の記事で、電柱に登って撮影していた人がいたことを書かせていただいた。
あまりに非常識な行動で、正直言ってどうすればよいかわからなかった。
今後の参考とするため、北陸電力送配電にどういう考え方で、どう対応すればよいか伺ってみた。

回答は次の通り。

送電に関わる作業以外で電柱に登る行為は、不審者扱いとなる。
そのため、警察に不審者として通報することが適切。

平たくいえば、警察のお世話になる案件であるということだった。

電柱に登って撮影した画像があるブログにアップされた。
その光景を目撃した方が当該記事にコメントを書き込んだのだが、本人は脚立を使用したと返信した(現在は記事ごと削除)。
自分以外に撮影者は電柱に登った方しかおらず、撮影の角度からも当事者であることは間違いなかった。
数日後、撮影地で「田んぼに入らないでください・三脚を立てないでください」と訳が分からないことをいう人がいたため、一喝して黙らせたと自慢げに語る記事がアップされた。
一喝して黙らせたという内容に触れつつ電柱登りを目撃したことをその記事のコメント欄に書き込んだ。
しかし、私が書き込んだコメントは承認されることはなく、返信のみが一時公開されていた(現在はいずれも削除、一喝した内容部分も削除)。

返信に記載された本人の言い分(要約)は次の通り。

ほとんどの撮り鉄の行為はグレーなものであり、田畑のあぜ道や空き地、ヒガハスのお立ち台は私有地であること。
ビルの屋上、使われていない櫓や建設足場、集合住宅の階段で撮影された写真もSNSや撮影ガイドに掲載されている。
ホームの柵を乗り越えたり、線路内に降りて列車を止めたり、といった行為でなければグレーであるとの主張だった。

とても危険な考え方ではないだろうか。
個人的な見解だが、先ほどの内容でグレーなのは田畑のあぜ道~ヒガハスまで。
ビルの屋上以降の内容は、許可がない限りNGな行為であると考える。
撮影に対する基準があまりにも甘すぎる。
鉄道誌に載っていたりするのは、編集者等にその場所の状況が把握されていないだけ。
撮影不可であることが後日判明すれば、次号でお詫び文書が掲載される。

電柱登りの主はこちらからのアクセスをブロックしたようある。
素直に反省していたくことを期待していたのだが、ブログやコメントの印象通り、そうはならなかった。
今回の出来事を通してわかったことは、彼らのような人が存在する限り撮影地でのトラブルはなくならないということ。
撮影地での判断は一概にはいかず、難しい面はあるかと思う。
しかし、真っ黒な行為をグレーだと判断することだけは避けたい。


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Source: 軌道の情景

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