模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「EF65-500P形・東京機関区」です。
あれ?と思った方、それはデジャブ・・・な訳無いです。
昨日がTOMIX製、今日がKATO製です。
じつは2010年11月13日に、同時に購入しています。
これは比較検討・・・ではなく、引かす物が異なった関係です。
TOMIX製は「14系さくら」、KATO製は「20系富士」とどちらも探していたところ、同時に出てきた為に同時入線したかたちです。
模型的な話すると、どちらも性格が違う機関車なので、良いところもあれば悪いところもあり、単純比較は出来ません。
このEF65-500は、動力やダイキャスト、そしてボディーも変更した「フルモデルチェンジ」第1号で、専用ダイキャストを製作したことから、長さが正確になりました。反面、フライホイール動力化した事で軽くなりすぎ、長編製+傾斜には弱くなり、後で入線させる旧製品では16両の客車を引き上げていた自宅レイアウトで、7両でも空転することになり、結局レイアウト側を変更する事で、対応できてます。
元々は「501号機」として落成しましたが、数年後にTOMIXから「501号機(JR東日本仕様)」が出て車番が被った為、現在は503号機にしています。
また、「銀の飾り帯表現」はさすがですね。
ライトの方も「白色LED+着色導光材」でしたが、長さも適正だったことから、黄色く無い「ほどよいライトの色」となりました。
交換することになるTOMIXより手間がかからなかったのかと言えば、じつはそうではありませんでした。
この頃、停止時にライトが付く「常点灯化」に加え、走行時に逆側のライトを光らなくする「後方ちらつき軽減」という加工も施していました。(最近はやってません)
その時に、基板剥離をおこして、「ポリウレタン銅線」を用いて、配線飛ばしというのを行っています。
ハンダの扱いに慣れていないと、こういうミスもあるんですorz
ただし、現在でも正常に光っているので、ある意味正解です。
あと泣かされたのは、「ナックルカプラーの取り付け」ですね。
この状態で穴に通るのなら楽なんですが、カプラーを開口部に通した状態で台座にはめる。途中で板バネが飛びやり直し・・・。これで数時間苦戦してしまいました。
ちなみに今でも苦戦してしまう作業ですが、あまりにもうまく行かない場合は、板バネの端っこに「Gクリアで接着」(ゴム系接着剤)という手を思いついたので、なんとかなるようになりました。
こんな苦戦も有った関係で、TOMIX製より整備には時間がかかったと記憶しています。
そして今回気がついたことがあります。
テールランプ周りのモールド、これはもしかして「反射板」を再現しようとした?
近年鉄道模型では見なくなった反射板っぽいですね。
今年に入り、「メガネデビュー」&「カメラの更新で解像度が向上」で、見えてなかった物が見えてきました。
写真は最近発売した、TOMIX製の「ワム君セット」に付属していた、「ヨ6895」なんですが、テールを光らさない停止時に、反射板を用いていた時代がありました。でもこれ、塗っただけですね。
調べたけど、実際の写真が無いorz
そして今日牽引するのは「20系富士」で、1997年製の物に色々と手を加えています。
何度も登場していますが、「24番目」に入線させ初のブルートレインになります。
何気に、現行ボディーマウント仕様に見せかけて、「カニ24のAssyパーツ」を用いた自作です。
解放てこの位置は同じですので、タイプでも無いんですよね。
ボディーマウント化すると、カプラー位置が下がっちゃうのが弱点ですが、周回させても外れません。
専用カプラーで「ナハネフ20用ナックル」が存在し持っていますが、交換するに当たり全部剥がさないといけないので、今回は省略します。
2020年4月に、久々に「改良再生産」を行った際に、増結6両セットを用いてフル編成化。
それに伴い、ジャンパー線やトイレタンクも増設。
旧製品にも取り付けられる仕様は、ユーザー思いのKATOさんらしいですね。
昨年、内装も追加しています。
やはり色が入った方が良いですね。
しかし問題もあった。
「なんか車輪汚くね?」
じつは「交検の基準」を、今年に入ってから変更したんです。
今までは、「室内灯のちらつきがあれば車輪の清掃」だったのですが、「黒車輪のサビ化」が発覚した為、「検査時には、かならず車輪を清掃する」としたんです。なので、初期に検査(紹介)したものは、車輪清掃していない物が出てしまっています。
今回こっちに時間かかっちゃいましたorz
細かく見るとわかっちゃいますが、「日本海増結セット」の方は、「20系日本海」が入線した為、こっちの車番を変更しています。
消しゴム消しのインレタ貼りです、
というわけで、20系フル編成での牽引を行います。
なお、今回合計数に20系増結分も追加します。
こっちの組み合わせも、往年の国鉄時代という感じで、私は好きです。
同感な方、「昭和のおじさんおばさん認定」です。
黄色の点字ブロックは、見ないことにしておきます。
【136】EF65-503号機「東京機関区」
メーカー:KATO製<3061-1>
導入時期:2010年11月14日(2010年4月発売)
形式:EF65形500番台P形・特急色(国鉄仕様)
両数:1両
改造:EF66ナックル/常点灯化+後方ちらつき軽減改造
●導入経緯
20系富士の専用機関車として、探していた物が同時に見つかる。
なお、KATO製とTOMIX製は客車側のカプラーが違う為、共通にすることは考えていなかった。
そういえば、この国鉄仕様も、再版していないんじゃ無いかな?
書き忘れましたが、「ナンバーははめ込み式」の為、変更は簡単でした。
今回20系がメインじゃ無いので、あまり載せませんが、「カレーライスが食べたくなる食堂車」追加内装が、結構好きだったりします。
傾斜は、苦戦するものの、なんとか周回出来ています。
サウンドカード、出てるのかな?
今回の組み合わせは、酒のつまみになりますね。
当時(2010年11月)の在籍数。
急行型 6両/特急形 37両
通勤形 237両/近郊型 33両/気動車 9両
蒸気機関車 1両/電気機関車 40両(EF65-500 3両) /ディーゼル機関車 4両
貨車 214両/緩急車 11両/特殊貨車 2両/事業用車 4両
客車 114両(20系 15両)
私鉄通勤車 3両/私鉄特急 14両
外国形 8両
合計 737両(後日追加した車両分含む)
※F形 1両・P形 2両です。
P形の丸いヘッドマークの富士も、かなり好きだったりします。
この頃は、ブルートレイン・スパイラルに陥ってますね。今でも熱は冷めていませんけど・・・。
なんだかんだ言って、20系もそこそこバリ展(バリエーション展開)してくれて助かってます。
20系「さくら」の再版はお願いしたい所ですが、それ以上に、花形では無くなった末期の東北車もやって欲しいです。乗車して帰郷した人多いと思うので・・・。
またEF65-500も持っているとは言え、もう少し増やしたいかな。
これは、何かの車両とセット発売になるので、難しいのかもしれませんね。
以上、「もう一つのEF65-500東京機関区」でした。
Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所