模型の導入順に、当時の思い出を話しながら同時に交検(定期運転検査)を行っている「模型紹介シリーズ」。
今回は「武蔵野線103系E28編成」です。
直流電化区間の通勤型電車としては、全国各地にいた103系。JR化後にJR東日本の所属となり、末期頃はほとんど路線が高運転台の103系ばかりでしたが、この武蔵野線が東京延伸の際に、6両編成からモハを2両つないで8両化して、それでも不足する分を当時新型だった「205系メルヘン顔」を新造して対応していた。
その中でも最後まで低運転台のクモハが残っていた。
列車自動停止装置をATS-P導入した際に、クモハには機器を設置する場所が無かった。
その際、無理矢理「列車運行番号を移設」し、その場所に機器を設置。運行窓は埋められた・・・。
そして、出来上がったのがこの顔だった。
なんと、運転席窓に「列車番号表示機」をぶら下げたのである。
このうめかたしたのは、「武蔵野線」と「京葉線」のみの、独自の形状となったのである。
実際は、全面補強の板が巻かれて出っ張っていたので、さらにインパクトがあったが、それは再現されていない。
じつはカプラーに「TNカプラー(台車マウント)」を使っていたのですが、マイクロエースの車両に付けると、なぜか上を向くため、連結しずらかった。
そのため、今回KATOカプラーに変更します。
と思ったんですが、通常タイプだとバネが無いとぐらつき連結が難しい。
バネが老眼で入れられなく断念。
しかたない、「謎の付属品」使うか。
昔の説明書には、ハッキリ使用法が載っていたんですが、最近はパーツだけの付属となっていますが、このタイプのカプラーは取り付け可能になります。
誰もやらないとは思いますが、GM製のシャフト直結のやつ(名前忘れた)も使えるので、専用品では無いです。
ただし、この方式取ると、車間が開いてしまいますorz
アーノルドに戻した方が、おそらく車間は狭くなりますが、連結の楽さを考えた場合、このカプラーも最強です。
ちなみに動力車はカプラーをひっくり返して取り付けます。
ひっくり返せない台車の場合、専用パーツも付属してます。
・・・結局、台車を外してますが、外して固着するグリスを除去すると、不調が改善されるので、頑張って外してください。
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この車両は、2013年にグリス除去していますが・・・コレ固まったら、どれだけ抵抗が生まれるか、想像できますよね。
結局の所、「グリスの固着」→「回転抵抗」→「動きがギクシャク」→「モーター加熱で不調」→「交換」と言う流れになるので、除去できるならやっといた方が良いと思います。
しかし、力を結構いるので、壊しそうと言う不安が付くのが、困った話です。
【132】「武蔵野線」103系E28編成
メーカー:マイクロエース製<A-0554>
導入時期:2010年10月頃
形式:103系低運転台(JR東日本仕様)
両数:8両
改造:カトーカプラー化/運行番号機作成
●導入経緯
じつはこの製品、中古でプレミアが付くほどの人気でした。
それの再販だったので、優先して購入しています。
「夏の惨敗後」なので、秋の購入品は少なめです。
言うの忘れましたが、この製品の人気理由、「実車のクーラーが再現されている」
分散クーラーはまだしも、集中クーラーの「ステンレス・鋼鉄製」の再現は、凄いこだわりです。
また、1両のみ「初期車の方向幕無し」まで再現しています。
同時発売された「常磐線103系」も、欲しかった記憶があります。
この顔つき、マイクロエースしか作らないというこだわりですよね。
おかげで今でも気に入ってます。
そういえば、武蔵野線は元貨物専用線、操車場がいくつか存在しましたね。
懐かしい・・・。
当時(2010年10月)の在籍数。
急行型 6両/特急形 37両
通勤形 227両(103系 45両) /近郊型 33両/気動車 9両
蒸気機関車 1両/電気機関車 37両/ディーゼル機関車 4両
貨車 214両/緩急車 11両/特殊貨車 2両/事業用車 4両
客車 106両
私鉄通勤車 3両/私鉄特急 14両
外国形 8両
合計 724両(後日追加した車両分含む)
後ろのクハは、普通の103系ですが、十分良いかおつきしています。
現在「TNカプラー」ですが、ブレーキ管付きのダミーカプラーに戻そうか迷っています。
それは次回かな。
以上、「103系の異端児、武蔵野線E28編成」でした。
Source: 日常と、鉄道模型の部屋・待避所